役職の組織図と機能の組織図【薫風通信】タスクサポ―トメールマガジン

今の時期、弊社の来年度の実行計画書の作成を急いでいます。

といっても、私一人しかいないので、
私が自由に作るわけですが。

委員会制をとるので、
ファシリテーター・トレーニング委員会(進行役養成委員会)
コーチ・トレーニング委員会(指導方法、伝え方の養成)
マニュアル・ディベロップ委員会(教材開発委員会)
イベント委員会(各種セミナーや勉強会の開催)
品質管理委員会
メンター委員
ゲスト(見込み客)対応委員会
総務・経理チーム
などなど

大きい会社だと
営業部、製造部、総務部、
○○店、○○営業所
といった感じで外枠で見てわかるような
部署ごとのパーツで組み合わされた組織になると思いますが、
弊社では、横並びの組織にしたいので
委員会というグループでわけます。
2年おきに大部分のメンバーチェンジを予定しています。

○○部長率いる役職の部署分けではなく、
会社にとって必要な機能(役割)で分けた組織図です。
この機能が適切に機能していたら、
会社がやろうとする事業がうまく成長していくだろうと
考えた機能分けです。
(もちろん、役職の組織図のままでもいいです。
それに機能の要素が明確に含まれていれば。)

本来なら、経営コンサル会社で、
優秀なコンサルタント一人が
全てのことをできれば、
よい成果をだせるのでしょう。
しかし、私は、優秀なコンサルタントではなく、
普通の社員が入社して早期に経営コーチとして戦力化されていくように
分業体制をとりたい。

経営支援方法の教育、集客、受注、経営支援、品質管理、といった
優秀なコンサルタントなら、一人でできる工程を
普通の社員に手分けして、機能を分解し、
それでいて、統制がとれるようにして、
会社としては一つの成果としてアウトプットできるように
していきたい。

それが廃れることなく、リフレッシュして
回っていくようにしたい。

実行計画書をそれぞれの委員長になったつもりで
ひとつひとつ作っているわけですが、
この実行計画書(簡易版)の用紙1枚ずつを

テーブルの上に並べていくと、
会社の組織図ができるなと思います。

横並びって言ってるから、
用紙も横ならびなのですが、
例えば、テーブルの外に、市場があるとしたなら、
例えば、見込み客となるターゲットがいて、
まず、どの委員会が接触して
次にどの委員会が関与し始め、
それをどの委員会が支えたり、土台を作っているか
などなど
自在にフォーメーションが組めるなと考えます。
各委員会は持ち場をまもり、
委員会の目標を達成するように機能していきます。
目標が連結環となって、一定水準のパフォーマンスをしていきます。
機能不全になる委員会は把握できるようにしておきます。

社員の人数が少ない時は、
委員会を兼任する社員もいます。
私一人のときは、全て兼任です。

このようにしておくことで、
各機能にフォーカスして、目標設定を考えることができるので、
特別に鍛えることができます。

体のトレーニングでいえば
腹筋を鍛えよう
足腰を鍛えよう
ストレッチをしよう
などなど、事例が乱暴かと思いますが、
機能を個別に着眼して、機能アップをしていける効果があると思います。
機能のメリハリがついて、局所トレーニングというか、
弱い部分が明確になり、集中してトレーニングできます。
全体的なバランスにも目を配ります。
右上の筋肉だけでかくなりすぎても変だし、
どこかがネックになっていてもいけない。

事業計画書の各設計とも融合して
各委員会は、各設計のどこで登場するのか、
どの時期に、どんな局面いおいて、その役割を果たすのか、
こんなことを研究できるようになります。

事業計画書で各設計ごとに目的・目標・方針・数値化は設定していきますが、
その責任者や当事者(登場人物)が明確ではありません。

責任をもって実行してくれる人の役割分担が必要です。
それを組織設計で考えていきます。

事業計画書にかかれた記述を
どこの部分を、いつまでに、だれが、どのレベルまでやってくれるの?
といった役割分担を、実行計画書に書いていきます。

さあ、年末まであと少し。
精一杯考えて行こう。
1人でやるのは大変だ。
でも、将来のビジョンにつながるということで
楽しいです。



□□最後までお読みいただき、ありがとうございました。□□