ポイント
本社管理部門以外の事業部門が独立採算でき、部門責任者が会社利益に貢献できるような仕組み作り。

具体的な提案
支店別、事業所別、営業所別、部・課別など、小集団別に損益を計算し、それぞれに独立採算制をとることにより、部門別の業績評価が可能になります。また、部門がない場合でも、営業部と管理部門(役員・経理)を部門で分けて、部門別計算することが会社の管理上有効です。

※損益計算書を部門別にはっきりと分けてしまうこともいいですが、
どうしても間接部門費・本社管理費(役員報酬、借入利息、本社経費)などを、一定の配賦基準で各部門にわってしまうと、セクシャリズムが発生し、部門間の全社的協力が弱まっていく傾向が見られます。

そこで、私は、本社管理費等は、無理矢理各部門へ強制的に配賦せずに、部門別利益を達成した各部門長たちが協力して、その本社管理費をまかなっていくためにはどうすればいいか検討してもらう方が、会社的に一体感がでていい傾向になると思っています。