月次決算の重要性をお話しするとき、わかりやすい例え話に、『ダイエットと体重計』のお話をしています。
みなさんは、60キロになるまでダイエットしたいと思ったら、今の体重は80キロだと体重計にのって知り、あと20キロ減量しないとだめだと認識すると思います。

分解してみると次の通りです。
目的(計画)は、60キロになること
方法は、様々なダイエットをすること
今の体重(現在)は、80キロ
目的(計画)と今の体重(現在)の差は20キロ

この時、体重計にのったら、今の体重がすぐに表示されないと、まずいですよね。
目的(計画)との差も分からないし、これから1週間をダイエットを強化して挑まないといけないか、それとも緩くして良いかなどの判断ができませんよね。ダイエットを強化しすぎると、身体に負担がかかり、病気で倒れる危険もあります。(会社でもそうですよね。人的資源である社員に過度な負担をかけるのは好ましくありません。)。逆に、緩くすると目的(計画)達成までほど遠いものとなり、ダイエット失敗となります。(会社で言えば、環境や時代の変化や法改正の準備などに間に合わない結果となるでしょう。)

月次決算とはまさに体重計にのったら今の体重がわかる、こういうものだと思います。月末に締めたら、大至急月次決算資料を作成し、今の数字が社長のもとに届けられる大成でないと、社長は、これからの一週間、一ヶ月間の経営の舵取りがぶれてしまいます。だから、月次決算は締めたらすぐに資料ができあがることが大事です。さらには、なぜ計画と実績との差が離れているのか、予定通り進んでいないのかの分析まで出来たら、次の友好的な一手が打つのに役立てるでしょう。