事業ドメインは車でいえば、エンジンに相当する。

事業ドメインは、顧客と機能と技術からなる。

顧客(カスタマー、お客さんやそのニーズ、客層、地域)
機能(価値、効用。商品、有料サービス)
技術(経営資源、コア・コンピタンス)

事業という車1台に、一つのエンジンが搭載されています。
当然、複数の事業を持っている会社は、それぞれに事業ドメインが搭載されているイメージです。

事業は顧客に対して自社商品とお金を交換することで粗利が出て、
その粗利で活動していける。
だからお客のお金と商品とを交換するサイクルがエンジンであり、
このエンジンを早く回すと、出力が上がり、粗利が大きくなる。
また、このエンジンの能力を上げることで、効率がよくなり、小さなエンジンでも大きな出力を得ることができる。
エンジンの排出量を上げると、つまりエンジンを大きくすることは、
市場を大きくすること(顧客のニーズの集まりの大きさ)
お客さんが求めるニーズに強く対応できる商品を作り出すこと
他社の追随を許さないほどの高い技術力で商品を作り出すことができること
これによりエンジンの排出量は上がる。
つまりより大きな粗利を得ることができる。
営業努力により、より多くこのエンジンを回すことができれば粗利もさらに大きくなる。
一方で
小さなエンジンでも効率を能力を上げることで、より高い領域に進むことが出来る。
より小さい市場(大企業が入れない小さな市場、競合が少ない隔離された市場)
この市場でシェアをナンバーワンにすることで、余計な営業経費をかけずに顧客数を増やし、利益性をよくする。
自社しかできない技術力をより尖らせる(とがらせる)。
こうすることで、小さくても高出力なエンジンをつくり出せる。
つまり、中小企業が小さな市場でシェアナンバーワンとなり、大きな粗利を得ることができる。
勝ち残る条件だと思う。

世の中を見てみると
エンジンが弱い、エンジンが小出力、おおきながたいなのにエンジンは小さい、
これでは、いくらボディを整えても、エンジンのない車と同様で動けない。
運転手はいる。カーステレオもある。後部座席シートも機能的、タイヤもいいのをつけている、
搭乗員も乗っている。アイサイトもついている、エアコンも良く効く。
でもエンジンの出力が弱いでは、困ったことになる。

エンジンとなる事業ドメインを再確認、必要に応じて再構築することをオススメします。

ちなみに、ホンダが昔つくっていたエンジンの名前はCVCCというエンジンの名前にかけてドメインを覚えるといいでしょう。
C(カスタマー):顧客
V(バリュー):提供価値⇒機能・効用
CC(コア・コンピタンス):他の追随を許さない中核となる価値創造力、技術、経営資源

このCVCCが高出力を発揮するためには、
C→V:顧客の視点から、顧客ニーズにあう商品を提供できているか?
CC→V:顧客ニーズに合う商品を作り出すための経営資源の増強、技術力の高度化を中期計画に盛り込み、計画的に磨き上げる努力をしているか?

こういった活動を経営戦略として中期、年度の活動計画に展開し、目標達成できるよう、追いかけていくことが重要です。

まずは、みなさんの進める事業にエンジンが搭載されているのかもう一度確認してみましょう。