経営分析・経営診断で抽出した経営課題や課題の解消方法と仮説を、経営計画に落とし込むと、社員とビジョンや方向性を共有でき、会社で組織的に進めて行けるので、業績向上に役立ちます。また、経営者が経営計画を日常的に確認していくことで、計画の前倒し実現という効果も期待できます。

それでは、経営計画書が出来上がるまでの手順をご説明します。

まず、作成していただくのはお客様自身です。これから、数値面の計画や戦略面の計画をご紹介しますが、いずれにしても実際に作って頂くのは経営者様です。

ここでは、戦略面について、ランチェスター流の経営計画の立て方について説明します。

当社が想定している戦略的経営計画書とは、会社の商品戦略、地域戦略、客層戦略、営業、顧客維持といった、経営の大事なところを学んでいただくことで、作成できるものだからです。

ですので、経営の大事なところを学んでいただき、次に経営計画書を作成していただき、手直ししていただくことになるので、弊社では支援することはできても、作成自体をかわりにすることが難しいからです。

≪具体的な作成の手順≫

まず、「戦略・社長塾」に参加していただき、経営の大事な部分を学んでいただきます。ここでは、経営について学んでいただくのは社長自身で有り、社長の仕事時間を経営の大事な部分の研究に当てなければならないといった、レクチャーもありますので、いささか退屈に思われるかも知れません。しかし、多くの中小企業の経営悪化の原因は社長の経営戦略実力の不足にありますので、まず、社長がやるべき経営戦略について学んでいただいています。

次に、「経営計画塾」に参加していただき、商品戦略、営業戦略、組織戦略など経営の大事なところを具体的に学んでいただき、重点課題を見つけていただきます。重要でなく経営資源を投入するべきでないところは、思い切ってカットしてもらいます。このように経営の大事な部分を学んでいただいた後に、あらかじめ用意されたフォーマットの経営計画書にいったん書き込んでいただきます。経営計画塾では経営の大事なところの他に、経営計画書の作成の仕方まで学べます。

そして、計画した実行計画をもとに、日常の活動で実際に実践していただき、計画書自体を微調整または大きく調整していくことが大事です。このような作業をする課程で、社長は自社の経営の大事な部分を常に考えるようになり、経営が自ずと良くなっていきます。



≪経営計画書作成の効果≫

このように、経営改善は社長が学んで計画し実践することでじわじわと効果がでてくるものです。即効性のある外部コンサルタントの意見は参考になりますが、実践するのは社長を筆頭とした会社自身です。また、会社の従業員が経営方針にのっとった無駄のない動きをしてもらうためには、社長が正しい方針を示し、統制していくことが重要です。その方針を見誤らないようにするため、経営計画書の作成が役立つのです。