私(岡本)は、常に経営計画書とにらめっこの日々を過ごしています。 経営計画書で、いったん経営の全体像と経営システムを見える化し、常に経営の手直しはないか、経営の方向は間違っていないかを、経営計画書をながめながら確認しています。

この状況は、例えば戦国時代の将軍が戦場で敵味方の布陣を書いた地図を穴があくほどみているのに似ています。

名のある戦国武将でもその地図に布陣を見える化しているので、我々中小企業でも経営計画書に経営の大事なところを見える化して書き表さないと、考えがよくまとまらないと思います。

「経営計画書」のことで、確認することは、銀行に提出する財務の計画書になっていませんか? これは経営の重要なところを書き示したものとしては不足していると思います。

また、理念集を計画書と位置づけてないでしょうか? これもまた、経営目標を達成するための経営方針を書いたものとはずれています。

経営計画書で、もちろんそのような事は大事だとしても、もっと経営目標を達成するための、会社の強みを磨いていくための、そして、生き残るための戦略や方針を書いたものでないと力不足だと思うのです。

経営計画書に付け加えて、その方針を具現化するための実行計画書と社員の日頃の活動に活かすための業務規則集もあると効果が高くなります。